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若い頃天使と呼ばれた叔母の末路

大好きな金柑の甘煮を炊いていた時、いとこから電話が架かってきました。
数日前、島根県に住んでる叔母(父の妹)が亡くなったという連絡でした。

ヘルパーさんが、人工透析治療のため迎えに行ったところ応答がなく、大家さんに鍵を開けてもらって部屋に入ると、すでに心肺停止状態だったそうです。
死後硬直から逆算して、前日のお昼前後に倒れたのではないかとのことでした。

享年87歳。
死因は心不全。
でも、その引き金となったのは、下剤の常用です。

若い頃は、女優並みの美貌と抜群のスタイルで、(人口5万の田舎町ですが)『〇〇市の天使』と呼ばれてました。

私が子どもの頃、友達の家に遊びに行くと、
「麗子さん(仮名)は元気かな!?あんたの叔母さんはべっぴんだけぇのぅ!」と、必ず言われました。
〇〇市では知らない人がいないくらい有名だったようです。

娘時代、家も裕福で、蝶よ花よと育てられた叔母。

でも、元々太りやすい体質を気にしていたのでしょう。
スタイルを維持するために、利尿剤をずっと服用していたそうです。
長年に渡り、薬で排尿してたため、腎臓がクルミのように固く萎縮してしまい、人工透析になってしまいました。

7年前、父が他界した時、何十年ぶりで会いましたが、
TシャツとGパンを履き、髪もお肌もつやつやで、60前後にしか見えませんでした。

ただ、足が悪くて杖をついていました。

どのくらい前からかは知りませんが、利尿剤を処方してもらえなくなった叔母は、市販の下剤を使うようになりました。
もちろん、ダイエットのためです。
お医者さまや看護師さんが、いくら止めるよう忠告しても聞きません。

7年前も一緒に『王将』に行った時、とても80のおばあさんとは信じられないくらい食べるのです。

大量に食べて、薬で大量に出す。
それを87歳の死ぬ日まで続けていました。

最後は39㎏だったそうです。(身長は160くらいあったと思います)

いとこが叔母の借りてた部屋に行くと、そこはごみ屋敷でした。
溢れていたのは、大量の食べ物と洋服と下剤と殺虫剤。

かつて、天使と呼ばれた人が、ごみに囲まれ、家族もおらず(結婚したけどすぐ離婚した)、友達もおらず、誰にも看取られず逝ってしまうなんて、誰が予想したでしょうか。

もしも、人並みの外見だったら、せめて人の言うことに耳を傾ける人だったら、違う人生があったかもしれません。

それでも、叔母は自分を貫いたんだから、きっと自分が不幸だなんて、これっぽっちも思ってなかったような気がします。

そうであってほしいです。


とりライン


80過ぎて、ダイエットのために下剤を使うなんてバカじゃない!?
それでなくても利尿剤で痛い目に遭ってるのに。
誰もがそう思いますよね。

でも、美しさに対する執念が凄すぎて、ある意味あっぱれな気がするのです。






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【 2016/12/29 (Thu) 】 健康 | TB(-) | CM(6)
No title
私は外見より内面かな~と・・・・。いくら美人と言われてもごみ屋敷だとね。
配送でいろんなお客さまのところへ行きますが、玄関ドア開けた時にいろいろと感じることがありますね~
【 2016/12/31 】 編集
No title
やっと最後の挨拶に来られたと思ったら凄い記事ですね・・
ちょっと大原麗子さんを想像しました・・
綺麗過ぎて、維持するのが大変で、最期は孤独死・・

でも叔母さんは最期まで自分らしく生きたと思いたいですよねぇ~
ご愁傷様です・・

今年一年、りりたさんには仲良くして貰って有難う~
今月はドタバタで、あまり訪問も出来なくてすみませんでした・・
来年は怪我のない様に、家族みんなが健康で
平凡で幸せな年になります様にぃ~

普通が一番ですよねぇ~
頑張り屋のりりたさん、お正月くらいは少しは休めますか?
無理のない様に良いお年を迎えて下さいねぇ~
では、来年も宜しくお願い致します・・v-435
【 2016/12/31 】 編集
Re: No title
自遊自足さん

ドアを開けた時に感じるもの・・・
解る気がします。
雑然としてるけど愛情にあふれた家。
整然としてるけどうすら寒い家。

生活=人ですね

今年もよろしくお願いします!
【 2017/01/01 】 編集
Re: No title
リン子さん

昨年は、ブログを通して、いろんなところに連れて行ってくださりありがとうございました。
リン子さんの暮らしぶりは、とても参考になります。
今年もよろしくお願いします。

叔母はとても強い人で、次第に周りから人が遠ざかってしまいました。
屈託なく、叔母と接していた幼い頃が懐かしいです。

※昔にしては洒落た名前だったので『麗子』にしてみたんですが、そういえば大原麗子さんと似てたかもしれません。




















































【 2017/01/01 】 編集
No title
叔母さまは、87歳まで、元気で美しく自分を生き抜いて
天寿をまっとうされたのだから
ご本人は幸せだったのではないでしょうか。
家族や友だちがいれば、必ず幸せであるとはいえないような気がします。

それに孤独死は、
これからの人みんなのモンダイかもしれないし。
【 2017/01/03 】 編集
Re: No title
ちち子さん

世間の常識からすると愚かな人生だったかもしれないけど、
叔母は自分の美しさを維持することを命がけで全うしたのだから、やっぱりしあわせでしたよね。

透析もしてる、足も悪い、本当なら施設に入ったほうが楽なんですが、共同生活に向かないと自分でもわかってて独り暮らしをしてました。
孤独死=不幸とも決めつけられないけど、私は気の合う女友達と老後は暮らしたいな~
【 2017/01/03 】 編集
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