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喪中ハガキが届きました…ほろ苦い出逢いだったFさん

もはや、小春日和ではない、大春日和の今日。
母は2週間ぶり(先週は具合が悪くお休み)に、ディサービスへ、行ってくれました。

私も午後は友達と待ち合わせ。
午前中に買い物を済ませ、急いで帰宅。
郵便ポストを覗くと、喪中ハガキが届いてました。

もう、そういう時期なんだと思いながら、差出人を見て、いやな予感。

それは、独身の頃、12年間一緒に働いた同僚Fさんの奥様からでした。
【夫が永眠しました】と・・・
私より15歳上だったから、享年72。

今年の年賀状の添え書きが奥さまの字だったので、電話してみようと思いながらも、結局しなかったことが悔やまれます。
すぐしてたら、声が聞けたかも・・・お見舞いに行けたかも・・・




37年前、短大を卒業し、損保会社に就職。
初出勤の日、1番に出社し、まだ鍵の開いてない事務所の入り口で待っていると、ダンディなFさんが、階段を上がって来られました。
今も、その光景は鮮明に憶えています。

支社長と、嘱託であるFさんと、高卒の女の子Yちゃんと私。
開設したばかり、4人体制の小さな支社でした。

Fさんは、Yちゃんのことは可愛がるのに、私には冷たい態度。
私が、海のものとも山のものとも分からない最初っからです。
私のことを、まだ、なんにも知らないのに、どうして、どうして、どうして!?

そこで、
《まず、自分のことを知ってもらおう。それで嫌われたんなら納得がいく》
そう思い、避けずに、むしろ、積極的に話しかけることにしました。

なぜか、冷たくされても、嫌いになれなかったんです。

幸い、支社長が酒好きで、1週間に1回は、4人で飲む機会を作ってくださいました。

お酒って偉大です。
お酒を媒体とし、仕事の話、他愛のない話をするうちに、だんだんFさんの心が開いてきました。

やがて、毎回、意気投合するようになり、信頼関係を築くまでになりました。

Fさんは、ひと言でいうと、高倉健タイプ。
不器用で、自分に正直、一本筋が通っていて、男気がある。
お世辞なんて言ったこともなく、愛想もない。
世渡り下手で、純粋だけど、気難しいとこもある。

だから、Fさんに苦手意識を持つ人と、頼りにする人と、はっきり二分されました。
もちろん、わたしは後者。
可愛がってもらったし、私も慕いました。

披露宴に招待した時、Fさんが私の両親に、
『上手に娘さんを育てんさったですな』
と言ってくださいました。

あの、お世辞を言わないFさんが、最後の最後に褒めてくださった!
人生で、3本の指に入るくらい嬉しい言葉でした。

仕事では、Fさんの才能を活かせない課に配属になったり、男の更年期障害で体がしんどかったり、よく頑張っておられましたが、新体制になった会社の理不尽さが許せず、定年間近で中途退社されました。

仕事でも、プライベートでも、
その純粋さ、正義感、不器用さ故、損するほうばかりを選び、うまく立ち回れない人だったけど、私は、全部ひっくるめて、Fさんが大好きでした。

退職後は、お昼からお酒を飲みながら読書してると言われてました。
こんな優秀な人材を腐らせるなんて、実にもったいないことです。

帰省した時、ちょっと足を延ばし、遊びに行けばよかった・・・
離婚のことも相談すればよかった・・・(今年の年賀状で事後報告しただけ)

会いたい人には、少々無理してでも、会っておかなければいけません。


line04.gif


出逢ってから数か月?1年近く?は、相手にしてもらえなかったFさん。
でも、FさんFさんと、まとわりついてると、《世話が焼けるな、こいつ》と思いながらも、ちゃんと面倒見てくださいました。
そういうことが出来たのも、なんとなく、Fさんに同じ臭いを感じたからです。

K部長、K支社長、Fさん、この3人も仲が良く、私と同じ臭いの人たちです。
今は、みんなお空の上で、冗談言い合ってるかな~

淋しいけど、まだまだ私は、この空の下で頑張ってみます。

                                    (合掌)





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【 2015/11/12 (Thu) 】 出逢い | TB(-) | CM(8)
No title
今晩は。
人生のうち、3本の指に入るぐらい嬉しい言葉って・・・
素晴らしいですね~♪
心に残る方との出会いは、一生の宝ものですね。

私も、とてもお世話になった方が逝かれてしまったので
ずっと悔いが残っています。
【 2015/11/12 】 編集
No title
とても誠実な方だったんですねぇ~
だからこそ、悔やまれますよね・・
何故いい人ばかり早死にするんだろう~?

だけど、心の中のFさんは、りりたさんにとっては永遠です・・
3本の指に入るくらいのいい言葉を言って下さったFさんの事を
心の中で忍んであげましょう~

リン子の父が他界したので、喪中ハガキを出したのですが
友人から連絡が来たりして、新たな感情がまた・・
人の死って、寂しいですね・・
【 2015/11/13 】 編集
No title
長く生きてるとすばらしい出会いもあり、悲しい別れもありますね。

だれかの悲しい知らせが届く度にいつも思うことがあります。
亡くなった方からは、死を迎えるその日まで
「毎日を大切に生きなさいよ」というメッセージを。
慌ただしく生きてるとつい忘れがちになってしまうのですが。

【 2015/11/13 】 編集
Re: No title
さくらさん

さくらさんも同じ経験をされたんですね・・・

ブログの中にもあるように、K部長、K支社長が亡くなられ、でも、Fさんがおられるからと、心のよりどころにしてました。

普通の女子事務員の枠からはみ出ていた、じゃじゃ馬の私を可愛がってくださった3人に、なんのお礼もしてません。
感謝の言葉も伝えていません。

《心に残る方との出逢いは一生の宝物》その通りですね・・・
もう会えないけど、残してくださったおっきな宝物を大切にします。


【 2015/11/13 】 編集
Re: No title
リン子さん

ホントに、なぜ、いい人ばかり早逝されるんでしょうね。
後ろ盾をすべて失ったようで、心がスースーします。

私、結婚生活頑張ったよ、離婚の時も頑張ったよって、報告したかったです。

リン子さんも、今年は、悲しいお別れがあったんですね。
子どもにとって、うちの親だけは死なないって、勘違いしてるもんです。
居て当たり前の存在を失う悲しみは、底知れません。

残された者は、度々思い出して、感謝するしかありませんね。
【 2015/11/13 】 編集
Re: No title
ちち子さん

毎日を大切に生きなさい・・・
そうしてるつもりでも、わりと平穏な日々だと、流されてますね。
あの大変だった頃には、毎日が濃かったのに。

せっかくの素晴らしい出逢いを、ほっぽらかしにするんじゃなかった。
『ずーっとずっと大好きだよ』という絵本のように、年賀状だけでなく、直接《大好きだよ》を全身で伝えておけばよかった。
そう思いました。
【 2015/11/13 】 編集
No title
いい上司 い同僚と出会えると会社生活って楽しいんですよね~ 私も楽しかったな~
【 2015/11/15 】 編集
Re: No title
自遊自足さん

仕事は少々辛くても、人間関係さえ恵まれてたら、乗りきれますもんね!
もし機会があれば、会っておかれたほうがいいですよ。
今の自遊自足さんは、なかなか時間が取れないかもしれませんが・・・

私は、女子事務員ではなく、半分男子社員と思われてたので、なんか、男同士の付き合いみたいでした。
それが心地好かったですね~
【 2015/11/15 】 編集
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